rb:-:bitは Rubyの gemとして作られているので、まず Rubyのインストールが必要になります。
ここではその手順の詳細は省きますが、Windows環境で Ruby Installerを使用する場合は
「Devkit」付きのものを選択してインストールしてください。
コンソール(ターミナル)から gemコマンドを実行して rbbitをインストールしてください。
OSによって下記のように必要なコマンドが異なりますので注意してください。
> gem install rbbit
> gem uninstall eventmachine
> gem install eventmachine --platform ruby
$ sudo gem install rbbit
OSに応じて下記のコマンドなどを実行して、
micro:bitが接続されているシリアルポート(デバイス)を確認してください。
ls -l /dev/tty.*
を実行してください。ls -l /dev/serial/by-id
を実行してください。
コンソール(ターミナル)を開き、上記(4)で確認したシリアルポート(デバイス)を
環境変数「MB_PORT」に設定してください。
※プログラム実行のつどシリアルポート(デバイス)を指定する方法もありますが、
ここでは環境変数にシリアルポート(デバイス)を設定する方法を紹介します。
> set MB_PORT=COM5
$ export MB_PORT=/dev/tty.usbmodem14132
$ export MB_PORT=/dev/ttyACM1
$ sudo chmod 666 /dev/ttyACM1
上述の準備作業(1)~(5)までができたら、環境変数を設定したコンソール(ターミナル)上でrbbit
コマンドを実行してください。
下記のようにmicro:bit>
というプロンプトが表示されます。
(もしエラーなどが発生した場合は、準備作業(1)~(5)の内容を再確認してください)
micro:bit>
のプロンプトが表示されたら、
下記の一覧に記載されている簡易コマンドで micro:bitを操作することができます。
(exit
で rbbitコマンドを終了)
コマンド | 内容 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
on [x y] | LEDを点灯 (x, yは LEDの位置; x, yともに 0~4の範囲で指定、省略可) on ... すべての LEDを点灯on 2 2 ... 中心の LEDを点灯 |
||||||||||||||
off [x y] | LEDを消灯 (x, yは LEDの位置; x, yともに 0~4の範囲で指定、省略可) off ... すべての LEDを消灯off 2 2 ... 中心の LEDを消灯 |
||||||||||||||
turn [x y] | LEDの点灯状態を反転 (x, yは LEDの位置; x, yともに 0~4の範囲で指定、省略可) turn ... 中心の LEDが点灯していたら消灯、消灯していたら点灯turn 0 0 ... 左上の LEDが点灯していたら消灯、消灯していたら点灯 |
||||||||||||||
puts [str] | 指定した文字列を表示puts ... 「Ruby!」という文字列を表示(str省略時)puts Hello ... 「Hello」という文字列を表示 |
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1 | LEDパターン1を表示1 ... |
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2 | LEDパターン2を表示2 ... |
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3 | LEDパターン3を表示3 ... |
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play | 音を出力(スピーカーの装着が必要)play ... 「ドレミファソラシド」の音階を鳴らす |
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scan | micro:bitのセンサー値を表示(約10秒間)scan ... 下記の値を約10秒間表示
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button | micro:bitのボタン押下状態を表示(約10秒間)button ... ボタン押下状態に応じて下記を表示(約10秒間で終了)
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port | ポート(デバイス)を表示port ... micro:bitが接続されているポート(デバイス)を表示(COM5, /dev/tty.usbmodem14132, /dev/ttyACM1 など) |
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reset | リセットreset ... micro:bitをリセット |
||||||||||||||
exit | 終了exit ... rbbitコマンドを終了 |
簡易対話モードによる動作確認ができたら、
WebSocketサーバを使ったサンプルを試してみてください。
→ サンプルプログラム(WebSocketサーバ)
また、WebSocketサーバに関する詳細については
下記のページを参照してください。
→ リファレンス(WebSocketサーバ)
簡易対話モードによる動作確認ができたら、
Rubyクラスライブラリを使ったサンプルを試してみてください。
→ サンプルプログラム(Rubyクラスライブラリ)
また、Rubyクラスライブラリに関する詳細については
下記のページを参照してください。
→ リファレンス(Rubyクラスライブラリ)